融資(借入金)の仕訳
融資を受けた場合の仕訳には十分注意をする必要があります。融資を受ける際には、保証料や印紙代などの「付随費用」の勘定項目の間違いや「借入金元本」なのか「利息」なのかの仕訳のミスが起こりやすいです。
具体的には、
〇付随費用
・「長期前払費用」として信用保証料
・「租税公課」として収入印紙代
・「支払手数料」として事務手数料や送金手数料
・「保険料」として団体信用生命保険の保険料
・「支払利息」として初回分の利息
この勘定項目で仕訳を行います。
〇借入金元本の仕訳
・「長期借入金」として融資から1年を超えて返済する借入金の金額
・「1年以内返済長期借入金」として、長期借入金のうち決算までに返済する額
・「短期借入金」として1年以内に返済する借入金の金額
として仕訳を行います。
返済をする際には、「元本」と「利息」を区別して仕訳を行い、「元本」の返済は「1年以内返済長期借入金」や「短期借入金」の勘定項目を使用します。
融資の仕訳は、いつ返済をするか、元本なのか利息なのかが非常に重要になってきます。間違いのないように仕訳を行いましょう。
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