贈与税のしくみ
・相続税の補完税
贈与税は、「相続税の補完税」と言われています。これはどういうことかと言うと、相続税は相続発生時に課税されるものであることから、相続税を回避するためには、生前に贈与してしまえば良いことになり、相続税が無意味になってしまいます。したがって、贈与税には、相続税の対象にならない生前の贈与に課税して、相続税の減少を補うという意味があるのです。
この「相続税の補完税」という性質から、贈与税が課されるのは、「個人から個人への贈与」に限られ、法人からの贈与、法人への贈与、法人間の贈与などは、他の税が課されることになります。
・課税原因
贈与税は、贈与によって財産を受け取ったことを原因として課税されます。もっとも、本来の贈与でなくとも、「みなし贈与」として課税される場合があります。
・納税義務者
贈与税の納税義務者は「受贈者」、つまり贈与によって財産を受け取った側になります。
贈与をお考えの方は、ぜひ経験豊富なさくら税理士事務所までご相談ください。